パスポートの別名・旧姓併記・非ヘボン式表記について
別名・旧姓併記・非ヘボン式表記について
日本のパスポートは、戸籍に記載されている氏名をヘボン式で記載することとしていますが、婚姻や出生に伴い、条件に当てはまる方でご希望される場合は、「別名併記」・「旧姓併記」・「非ヘボン式表記」を申請することができます。
外国人と婚姻された方や、重国籍者等において、ご希望される場合は、戸籍に記載されていない外国式氏名を、渡航上の便宜のため、パスポートに別名として併記できます。 外国の入国管理当局などに対して分かりやすく示すため、英語で「Alternative surname/ Alternative given name」との説明書きが付記されます。
❖婚姻に伴う申請❖
例)
戸籍上の氏名: 外務 花子
外国人配偶者の氏: JOHNSON
パスポート表記: GAIMU (JOHNSON) HANAKO
【疎明資料】
- 「申請日」より6ヶ月以内に発行された婚姻の事実の記載がある戸籍謄本原本または有効な戸籍電子証明書提供用識別符号提出
- 以下より一点
- 婚姻証明書(Marriage Certificate)原本提示
- 外国人配偶者のパスポート原本提示
- 初めて別名併記を申請される場合は、▶事情説明書の提出も必要です。
記入例: 婚姻による別名併記
❖二重国籍に伴う申請❖
例)
戸籍上の氏名: 外務 太郎
オーストラリアの出生証明書の氏名: JOHNSON PETER TARO
パスポート表記: GAIMU (JOHNSON) TARO (PETER TARO)
【疎明資料】
- 「申請日」より6ヶ月以内に発行された重国籍であることが確認できる戸籍謄本原本または有効な戸籍電子証明書提供用識別符号提出
- 以下より一点
- 出生証明書(Birth Certificate)原本提示
- 本人の外国パスポート原本提示
- 初めて別名併記を申請される場合は、▶事情説明書の提出も必要です。
記入例: 重国籍による別名併記
別名併記、旧姓併記はあくまでも例外的かつ便宜的な措置であることから、ICチップ及びMRZ(Machine Readable Zone)には記録されません。入国や航空券購入の際にはご注意ください。
参照:▶パスポートの別名併記制度について(外務省サイト‐日本語版)
離婚等により別名併記が不要になった場合には、別名併記の削除ができます。ただし、削除後になんらかの理由で再度同じ別名併記の希望がありましても原則受付ができませんのでご了承ください。
婚姻等により氏が変更した後、ご希望される場合は、パスポートに旧姓として併記できます。外国の入国管理当局などに対して分かりやすく示すため、英語で「Former surname」との説明書きが付記されます。
例)
戸籍上の氏名: 外務 花子
旧姓: 山田
パスポート表記: GAIMU(YAMADA) HANAKO
【疎明資料】
- 「申請日」より6ヶ月以内に発行された婚姻の事実の記載(旧姓の記載)がある戸籍謄本原本または有効な戸籍電子証明書提供用識別符号提出
別名併記、旧姓併記はあくまでも例外的かつ便宜的な措置であることから、ICチップ及びMRZ(Machine Readable Zone)には記録されません。入国や航空券購入の際にはご注意ください。
参照:▶パスポートの別名併記制度について(外務省サイト‐日本語版)
旧姓併記が不要になった場合には、旧姓併記の削除ができます。ただし、削除後になんらかの理由で再度同じ旧姓併記の希望がありましても原則受付ができませんのでご了承ください。
外国人と婚姻した場合や、重国籍の場合等において、戸籍上、外国式の氏名が記載されている方は、ご希望により、氏名を非ヘボン式(外国式の綴り)で表記することができます。
❖婚姻に伴う申請❖
例)
戸籍上の氏名: スミス 花子
ヘボン式表記: SUMISU HANAKO
パスポート表記: SMITH HANAKO
【疎明資料】
- 「申請日」より6ヶ月以内に発行された婚姻の事実の記載がある戸籍謄本原本または有効な戸籍電子証明書提供用識別符号提出
- 以下より一点
- 婚姻証明書(Marriage Certificate)原本提示
- 外国人配偶者のパスポート原本提示
❖二重国籍に伴う申請❖
例)
戸籍上の氏名: ホワイト ピーター太郎
ヘボン式表記: HOWAITO PITATARO
オーストラリアの出生証明書の氏名: WHITE PETER TARO
パスポート表記:WHITE PETER TARO
【疎明資料】
- 「申請日」より6ヶ月以内に発行された戸籍謄本原本または有効な戸籍電子証明書提供用識別符号提出
- 以下より一点
- 出生証明書(Birth Certificate)原本提示
- 本人の外国パスポート原本提示
パスポートを一度取得された後のローマ字氏名表記の変更については、日本及び渡航先における出入国管理上の問題となり得る懸念があることや、旅券管理の観点から、特段の事情がある場合を除き変更することは認められませんのでご注意ください。
氏名に「オオ」または「オウ」を含む長音があり、ご希望により「OH」による表記ができます。
例)
戸籍の氏: 大野
よみかた: オオノ
ヘボン式表記: ONO
非ヘボン(長音)式表記: OHNO
例)
戸籍の氏: 河野
よみかた: コウノ
ヘボン式表記: KONO
非ヘボン(長音)式表記: KOHNO
非ヘボン式表記と同様に、一度長音表記にてパスポートを取得された後は特段の事情がある場合を除き変更することは認められませんのでご注意ください。
別名併記と非ヘボン式の表記両方を希望することもできます。
例)
戸籍上の氏名: 外務 ピーター太郎
ヘボン式表記: GAIMU PITATARO
オーストラリアの出生証明書の氏名: WHITE PETER TARO
パスポート表記: GAIMU(WHITE) PETER TARO
【疎明資料】
- 「申請日」より6ヶ月以内に発行された戸籍謄本原本または有効な戸籍電子証明書提供用識別符号提出
- 以下より一点
- 出生証明書(Birth Certificate)原本提示
- 本人の外国パスポート原本提示
- 初めて別名併記を申請される場合は、▶事情説明書の提出も必要です。
記入例: 重国籍による別名併記